就労移行支援事業所に通う意味!11のメリットを活用する!

移行や就労移行と呼ばれる就労移行支援事業所(以下、移行)がありますが、この移行に通所するメリットとは何か?あくまで移行を3ヶ所通所した、ボクの経験に基づいてのメリットになりますが、移行の通所を検討している人に向けてお伝えします。

目次

ボクの経験

これからお伝えすることは、あくまでボクが利用前体験や実際に通所した移行の話になり、全ての移行に該当するとは限らず、利用する際には必ず移行の見学や体験を通じて、不明点を明確にしておく必要があります。

就職の手助け

全く働いたことがない、または就労継続支援A型事業所、や就労継続支援B型事業所しか通所経験がなく、応募書類をどう書いてよいのかわからない、ハローワークの利用の仕方がわからないが自分で調べられないような人であっても一から支援してくれます。

短時間勤務の実績

特にこれといって何もしていない無職の期間が長いと、応募先企業は規則正しく働けるだけの体力や生活リズムが整っているかを心配します。

しかし、ある程度の期間、休まず移行に通所できれば、応募先企業は就職に必要とする最低限の勤務日数、勤務時間が働けると認めてくれます。

条件により利用料金が不要

生活保護世帯や市町村民税非課税世帯であれば、利用料金はかかりません。以前であれば移行へ通所するための交通費を支給してくれる移行もありましたが、現在、そのような金銭的支援をしている移行はないようです。

スキルアップ

多くの移行がパソコン訓練プログラムを取り入れているため、パソコン初心者でもローマ字入力からワード、エクセルの最低限のスキルを身につけることができます。このことにより、スキルを身につければ、パソコンを使用する業務に未経験であっても採用される可能性があります。

また、自習プログラムを設けている移行であれば、その時間を利用して就職に役立つ資格勉強やスキルアップ勉強をすることができ、不明点によっては、移行のスタッフが教えてくれます。

体調管理ができる

通所することで、日中に活動するという規則正しい生活が身につき、生活リズムを整えることができます。

就職上で一番求められるのが、健康、体調管理です。自分一人で就活をすると管理しにくい生活リズムも、以降に通所するという規則正しい生活スタイルのもと管理しやすくなります。

スタッフの支援

移行というのは、あくまで就職を目指し職場定着をゴールとする訓練場ですので、そのためには、これらのメリットを最大限に活かして訓練することが大切です。

多くの移行のスタッフは基本的に非常に手厚い支援をしてくれます。言い換えれば、お客様扱いしてくれて優しく扱ってくれます。もちろん中に、良くも悪くもビジネスライク的な接し方をする移行もありますが、だからといって支援に問題があるということはありません。

就職と長期継続就労を目指すには、このスタッフの支援を利用していくことが大切になってきます。

仲間ができる

一人で就活をするとどうしても孤独感がありますが、移行に通所することにより同じ目標を持った仲間がいるという安心感を得ることができます。

あまりないことですが、移行の仲間とプライベートで食事に行くこともあり孤独感から抜け出せたり、その仲間から就活に関する情報を得ることもあります。

職場体験実習やインターン

いきなり職場環境や詳しい仕事内容がわからず就職するのではなく、事前に職場体験実習やインターンをして、それらを体験した後にその企業に応募できます。

また、就労経験がない人やどんな仕事が向いているかわからない人でも、この制度を利用することで経験を積み自分に向いている仕事に就くことができます。

独自求人へ応募

移行卒業生の就職先で募集がある場合、就職先がその卒業生の移行へ求人を出したり、移行のスタッフが就職先を独自に開拓することがあり、これに応募することができます。この求人を移行の独自求人と呼ぶことがあります。

応募先企業によっては、その移行からしか求人を雇わないということも考えられるので、思いがけない求人に出会えることがあります。

自分の障害特性の理解

募集する企業は、応募者の障害特性や仕事でどのような配慮が必要なのかを非常に知りたく、就活時には必ず伝える項目になります。

この障害特性というのは、自分自身をよく見つめること、すなわち自己理解が必要になりますが、この自己理解はなかなか難しく、自分の障害についてよくわからない人もいます。

しかし、多くの障害者と関わってきた移行のスタッフであれば、自分の障害のことを客観的視点で教えてくれることもあります。

職場定着支援

職場定着支援があると安心して、障害者を雇い入れることができる企業が増えており、そのニーズに応えるためにも、就職して終わりではなく、就職した後に移行スタッフによる職場定着支援を受けることができます。

移行訓練中から本人のことを見ているのでより細かな職場定着支援を受けられ、移行のスタッフ一人あたりに対しての利用者数がそれほど多いわけではないので、スピーディーな職場定着支援も受けられます。

障害者就業・生活支援センター、通称ナカポツや障害者職業センターでもこの職場定着支援は行っておりますが、移行と比べて抱えている障害者の数が非常に多く支援が行き届きにくい点があります。

win-winの関係

11のメリットをお伝えし終えて、最後に伝えたいことは、移行は、利用者が移行を利用することが移行の収入源にもなります。このことに対して、移行はお金目的で支援しているのだと斜に構えるのではなく双方の利害が一致している関係性であることとして理解するのが賢明です。

そのため、当然、移行や移行のスタッフに対して感謝の気持ちは大切ですが、自分が就活の主人公であることを忘れず、移行と上手く付き合い利用していくことです。

まとめ

  • 就職し職場定着のために、メリットを最大限に活用することです。
  • メリットの多い以降に通所することが望ましいです。
  • 移行と利用者はwin-winの関係です。
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