一億総活躍社会を実現するための改革、いわゆる働き方改革です。これは三本柱になっており、就活の場面や実際に働く場面で度々耳にすることもあります。今回は、ワークライフバランスが重要視される中、この働き方改革についてお伝えします。
働き方改革
働き方改革とは、「労働時間の長時間化の是正」「正規・非正規の不合理格差の解消」「柔軟な働き方の実現」の3本の柱から成り立っています。
健康的な働き方や非正規雇用について、そして個人個人のライフスタイルに合わせた働き方といった感じです。
労働時間の長時間化の是正
特に30代、40代の長時間労働というのが深刻な問題です。場合によってはメンタルの不調、ハラスメント、過労死、自殺などの懸念事項があります。その昔は、働いて頑張れば報われる時代もありましたが、今はそうではないのです。よって残業時間の上限規制を設ける、健康的で働きやすい職場環境の整備などを行いましょうということです。
正規・非正規の不合理格差の解消
非正規の賃金は正規の約6割です。また、労働者全体の約4割が非正規とも言われています。この正規と非正規の差をなくしていこうという政策です。具体的には、同一労働同一賃金と非正規の正社員化などキャリアップの推進、そして、非正規の賃金の引き上げ、最低賃金1,000円を目指すということです。
柔軟な働き方の実現
働き方といっても人それぞれによって違います。その生活スタイル、ライフステージに合わせた働き方ができればいいよね、ということであり、働きたいけど勤め先がない人もいます。そのような方にも社会で活躍してほしいということです。具体的には時短勤務、副業、シニア層の活用などです。ちなみに、障害者雇用では以前より時短勤務が導入されています。
懸念点
簡単に解説するとこのようなことなのです。簡単に賃金引き上げというけれど、会社側としては難しいことでしょうし、人それぞれに事情をくんでいくのもとても大変なことです。
働き方改革には期待されることが多い反面、懸念点も多くありますが、高度経済成長期のように我慢すれば報われる、我慢は美徳といった働き方や考え方は今の時代にそぐわないので、今の時代、今後に向けて変えていく必要はあります。
まとめ
- 働き方改革の一つは、「労働時間の長時間化の是正」です。
- 働き方改革の一つは、「正規・非正規の不合理格差の解消」です。
- 働き方改革の一つは、「柔軟な働き方の実現」です。