就活には2つのタイプがあります。どうしても譲れない多くの条件をクリアした求人にしか応募しない「こだわり型」。そして闇雲に応募し働かせてくれるのならぜいたくは言わないという「数うちゃ当たる型」です。この2つのタイプを説明します。
こだわり型
こだわり型の例は、職種は一般事務、通勤時間は45分まで、会社の規模はそれなりに大きい、給料は月給17万円以上、職場に自分と同じ障害者がすでに勤務しているなどと多くのこと望みます。
条件が多くなるほど、当然、それを満たす求人件数は激減していきます。それどころか、多くの求人チャネルにアンテナを立てていないと滅多なことでは応募先が見つかりません。就活方法としては、落ちることは気にしないで、受かったら迷わず入りたい会社だけを選んで受けていくことです。
条件を下げる必要
しかし、条件にあった求人に出会えた場合には、その求人に的を絞って内定獲得を狙うので、入念な自己分析や企業研究をして、応募先に合った最高の志望動機や自己PRを考えた上で応募書類の作成ができます。
また、面接においては「御社が第一希望です。」「他に受けている企業はありません。」と先方が安心する言葉を伝えることができ、内定を頂いた時は、他社と迷う理由もなく「是非、お願いします。」と言えます。
ただし、希望の条件に合う求人になかなか出会えないため、就活は長期化傾向になりやすく、こだわり型は少し条件を下げる必要があります。どちらかというと一旦就職し、在職中に良いところが見つかれば転職するという人にみられるタイプです。
数うちゃ当たる型
数うちゃ当たる型の人は、求人に対しての自分の希望はあまり多くありません。例えば、職種が事務職であれば、他のことは何でも構わないと言う具合です。合同面接会があれば絶対に参加し、面接を受けまくるので、就活スケジュールは過密になり、仕事よりも忙しい日々を送ることもあります。
そのため、応募書類は、一社一社に対して綿密に考えたものではなく、応募書類のベースを作成し応募先ごとに少々変化させる、もしくは日付以外、全く同じものを提出する傾向があり、その結果、採用される割合は少なくなります。
とりあえず
無職の人が、とりあえず仕事を見つけないと、という思考から、このやり方で就職活動をすることが多くあります。数うちゃ当たる型は入社できても働きにくい環境であったり、待遇に不満が出たりと長期継続就労が難しくなることもあります。
就活方法としては、選択肢は狭すぎず体力やスケジュールが許すなら、あらゆる会社の求人に応募していくことです。
両者の良いところ
どちらが良いと言うことはありません。採用はタイミングなので、こだわったにも関わらずすぐに内定が出ることもありますし、たくさん応募しているのに全然内定がもらえないこともありえます。
就活というのは、両者の良いところである計画性と柔軟性の両方を兼ね備えて、後悔のない仕事に就き、長期継続就労をすることを目的として行うのが望ましいのです。
まとめ
- こだわり型は、希望条件が多く応募先が見つかりにくいですが入念な準備ができます
- 数うちゃ当たる型は、条件は下げて多くの求人に応募するタイプです。
- 就活は計画性と柔軟性をもって、長期継続就労を目指すことです。