志望動機作成では、3つの言葉を使用したフレーム、文章作成の枠組みを使うことによって、志望動機が非常にスムーズに作成できます。その3つの言葉とは、「WILL」「CAN」「MUST」の3つです。この3つのフレームを使って志望動機を作成します。
「WILL」「CAN」「MUST」
志望動機など文章を作成する際には、「WILL」「CAN」「MUST」の3つのフレームを使って作成すると、伝わりやすい文章を作成することができます。
「WILL」とは、やりたいこと。
「CAN」とは、出来ることもしくは出来そうなこと。
「MUST」とは、しなければならないこと。
意味することは
もう少し噛み砕いて説明すると、「WILL」とは、自分は○○をやりたい、××に興味があるという自分の希望のことや今後の目標やビジョンです。この今後の目標やビジョンが明確の人というのは、採用する側からすると「伸びしろ」を感じさせることになります。
「CAN」とは、会社に対して何ができるのか、どんな貢献できるのかであり、会社側が応募者を採用する際のメリットということです。
最後に「MUST」とは何かというと、それは求人情報に記載されている具体的な仕事内容になり、この「MUST」ができることが採用される最低限の条件となります。
具体例として
例えば、会計ソフトを使用しての経理補助の募集であれば、簿記3級の知識と会計ソフトの使用経験を活かし仕分けや伝票整理が出来る、出来そうというのが「CAN」であり、貢献できることを伝えます。
そして、数年後には経理補助の枠を超えて決算書の作成をやってみたいという自分の希望が「WILL」で、採用する上で採用側が求める条件として、会計ソフトが使えることが「MUST」です
志望動機の例
それでは、上記の会計ソフトを使用する経理補助の募集への志望動機をまとめてみました。
「今回の会計ソフトを使用する経理補助への仕事に対して、私の簿記3級資格の知識と、会計ソフトの実務経験などを活かして、貢献したいと考え志望致しました。
前職では、経理や総務などの事務業務にたずさわっており、その中で一番興味があったのが、会計ソフトを使用した仕分け作業であり、仕分け作業だけではなく、より多くの経理の仕事をやりたい気持ちを叶えるために、日商簿記3級の資格を取得し、現在2級の勉強をしております。
幅広く経理に関する多くの業務を行い、貢献したく志望致しました。よろしくお願い致します。」
フレームとは
上記の志望動機の例は、今回のフレームを使用して簡単に作成してみました。そのため、面接において口頭で伝える際のボリュームとしては、このくらいで構わないですが、応募書類としてのボリュームとしては少なくなっています。
フレームとは枠組みとも言えます。いきなり思ったことを文章として書いていくのではなく、枠組みに文章を当てはめることにより、伝わりやすい文章が完成します。
まとめ
- やりたいことが「WILL」です。
- 出来ることもしくは出来そうなことが「CAN」です。
- しなければならないことが「MUST」です。