働く上での障壁を取り除くための、合理的配慮を求めることがオープン就労ではあたり前となっています。では、この合理的配慮で、一番求めるべき合理的配慮とは何か、そしてこの合理的配慮を求めることで理想の就労ができるのです。
合理的配慮とは
合理的配慮とは、簡単に言ってしまうと、仕事の上での障害を取り除くことであります。この合理的配慮には、口頭の指示が苦手なのでメモを取る時間をください、定期的な通院のためにお休みを下さい、電話対応はご遠慮頂きたいなどあります。
そもそもですが、仕事をする上で一番の目的は何かというと、長く働き続けること、長期継続就労です。そのため、長期継続就労する上での合理的配慮を求める必要があります。
仕事を辞める原因
誰でも、仕事をしていて体調不良になることはあります。メンタル疾患者や発達障害者であれば、些細なことでメンタル面の不調になる人もいて、その結果、仕事を辞めてしまうことがあります。
このメンタル面の不調であれば原因はストレスではないかと考えますが、では、そのストレスの原因とはなんでしょうか、その原因がわかって予防できれば、体調不良になることはなく、仕事を辞めることにもつながりません。
長期継続就労へ
そのため、過去、どんなことが原因で体調不良になったかを知る必要があります。いわゆる過去の棚卸しです。中には、注意レベルのことなのに怒られてしまった、仕事が短調で刺激がなく飽きてしまった、仕事を抱え混みすぎてのオーバーワークなどの理由の人もいるでしょう。
そのようにならないためにも、怒られるのが苦手であればそのような接し方をしないでほしい、単調な仕事が原因であれば追々で構わないので仕事の種類を増やしてほしい、オーバーワークが原因であるならば仕事量を調整してほしいなどを配慮事項として伝えます。
代替え案
長続きできるための合理的配慮であれば、なんでもかんでも伝えれば良いというものではありません。支援者がいるのであれば、まず、支援者に求める合理的配慮として適切かを確認することです。
また、会社側も「それはできませんが、このことであればできますよ。」と代替え案を提示することもありますので、自分の意見を貫くのではなく、できそうな代替え案であれば受け入れることも大切です。
まとめ
- 一番求めるべき合理的配慮は、長続きできるための合理的配慮です。
- 今後、仕事を辞めないように、今までの退職理由を振り返ります。
- 自分の希望だけではなく、会社側と折り合いをつけることが大切です。