よく就活と婚活は同じだと言う声を聞きますが、決定的な違いがあります。婚活では一緒に生活する人が事前にどんな人かわかりますが、就活においてはほとんどの場合一緒に仕事をする上司や同僚や先輩と一度も顔合わせをすることがありません。
人間関係が不明
面接の段階で一緒に働く人がどんな人なのかわからない場合、どんな不都合があるのかといと、退職理由の上位に挙げられる人間関係です。この人間関係を入社する前に確認することが難しいということが不都合な点ではないでしょうか。
一緒に働く人の人柄も性格も全く分からずに、採用されたら見ず知らずの人といきなり一緒に仕事をすることになり、そこが就職と結婚が似て非なるところではないでしょうか。
基本は同じ
もう一つ付け加えるのであれば、就活は当人の過去の実績は大きなアピールとなりますが、婚活では、過去の栄光は全く意味がありません。今、どうなのか、がとても重要となります。
その他に関しては、応募書類はプロフィールカード、面接はお見合い、自分の希望の譲れない点や妥協点を探すことなどほとんど同じことです。
そして、どちらも第一印象である見た目が大切であり、かつ、企業や相手に気に入られる内面も重要になり、自分の就活市場、婚活市場における価値を自己理解として知ることが求められます。
採用スタイルの欠点
そもそもですが、就活における応募書類と面接による採用方法では応募者の仕事に対する能力を測ることが難しいのです。実際に働いてもらって仕事に対する適性や職場の人間とやっていけるか、雰囲気を肌で感じ取ってみてどうなのか、そう言うことが離職率の低下につながると思います。
また、このことも婚活において同じと言えることで、相手のことをよく知らずに安易に結婚してしまうと、些細なことで別れるケースに至るカップルもいます。就活と婚活は非常に似ていますが、就活の場合は事前に一緒に働く人がわからないことが決定的な違いです。これを踏まえて現在の採用スタイルには欠点があるといえます。
まとめ
- 就活も婚活もやることの基本は似ています。
- 就活は事前に一緒に働く人がわからないことがほとんどです。
- 現在の採用方法では、応募者の能力を図ることは難しいです。