職歴詐称をする人がいますが、それは問題外の行為です。自分のことを正直に伝えることが、長期継続就労につながるのです。ちょっとくらいならどうせバレないだろう、このような軽い気持ちの嘘は、働いてから大きな不安やストレスに変わってしまいます。
応募書類の詐称
メンタル疾患者や発達障害の中には長期ブランク期間があったり、早期退職を繰り返してきたなどの経歴を持つ人が多くいます。それが、就職が困難な理由の一つでもあります。その結果、ブランク期間や転職回数を減らすなどして、応募書類を詐称している人がいます。
初めに言いますが、これは推奨できません。本人は少しでも内定に近づきたい、是が非でも採用されたいとの思いから、ちょっとならと軽い気持ちでやってしまうのですが、発覚すれば内定取り消しもありえます。
職歴詐称の手口
詐称の手口としては、職歴は応募者本人の自己申告を信じるしかないことを理由に、在籍期間を伸ばす、短期間の職歴を長期間に変えてしまう、職歴そのものを抹消してしまうなどがあります。
そして、採用されたら詐称したことを功績のように話す人もいますが、聞かされる方としては内心あまりいい印象ではありません。
なぜ発覚するのか
仕事をすれば少なからず日々精神的疲労があります。会社に嘘をつき続けなければならないストレスや発覚しないかというプレッシャーもあり、長期継続就労につながらないと思います。また、支援者との信頼関係にも関わることなので職歴詐称は絶対にやめましょう。
これは事実なのですが、障害者雇用の世界は狭いもので、大福さんは転職先で何度か知り合いと出会っており、こういうことから詐称が発覚するのです。
正直が一番
ただ、応募書類に関しては法的に何かルールがあるわけではありません。詐称ではなく、上手に職歴をまとめる応募書類の作成方法もありますので、このような方法で応募書類を作ることです。
また、職歴が少なくて困る人もいますが、メンタル疾患者や発達障害者であれば多くの人の職歴は空白期間が多い真っ白系か、職歴が多い真っ黒系のどちらかになる傾向があります。自分の職歴がどうであれ、周りを気にせず正直に自分のことを伝えた上で、採用された会社で働くことが一番です。
ただし、何でもかんでも伝える必要はなく、嘘は言わないが余計なことも言わないことを基本に、聞かれたことだけを正直に伝えていくことです。
まとめ
- 職歴詐称は、後々のストレスになります。
- 職歴詐称は、周囲の人との信頼関係が崩れます。
- 職歴詐称をするのではなく、正直に伝えることが大切です。