採用する側がメンタル疾患者や発達障害者に求めるのは、長続きではありますが、もちろん長続きだけをしてくれれば良いというわけでもありません。採用する側が他にどんな人材を求めているかというと、その一つが変化に対応できることです。
変化に対応
障害の受容ができている、規則正しい生活ができている、コミュニケーション能力があるなどの一定の採用基準をクリアした応募者というのは、かなりの数がいると考えています。そこで応募する側は、それらの基準を満たした上で他に何を求めているのかというと、一つにはその人が変化に対応できるかです。
仮に、単なる軽作業で採用したとしても、ゆくゆくはリーダーとなってチームをまとめてくれる、自己啓発に励んでくれる、会社が新しいシステムを導入した際にはそのやり方を覚えて実行してくれるなどです。企業や会社というのは生き物なので、常に変化し続けます、応募者も採用されれば、その変化に対応していく必要性があるのです。
チャレンジ
実際に、年齢で考えた際には、若い人の方が変化に対応しやすい柔軟性はあると考えられ、やはり中高年層よりも若年層の方が雇われやすいのは事実です。しかし、中高年層が全く採用されないということはありません、中高年層でもするべきことをすればチャンスはあります。
そのするべきことというのが、チャレンジです。資格取得でも構いませんし、過去の仕事においてどんなことを自らやってきたのかでも構いません。それらをアピールして変化に対応できる人材であることを伝えていきましょう。
向上心か無難か
もちろん、障害者採用なので与えられた仕事だけをおこなって欲しい、元気に長続きしてくれればそれで問題ない、そのように考える職場も存在します。
自分が向上心を持った働き方をするのか、それとも無難に与えられた仕事だけをこなす働き方をするのか、この答えを出しておいて、応募する側が応募者に求める働き方とミスマッチのまま働くことのないようにすることです。
まとめ
- 企業によっては、応募者が変化に対応できることを望んでいます。
- 変化に対応できる人材というのは、やはり若年層になる傾向があります。
- 自分がどのような働き方をしたいのか、その答えを出すことです。