就活においては、自分をアピールすることも必要にはなります。しかし、応募先に対して課題でもないのに、アイデア出しをする、提言を示すなどがないようにします。特に経営方針や行動指針に対しては絶対に異論を唱えてはいけません。
提言はしない
企業研究をした結果、自分ならこの事業をこうするのに、この分野ではこうするのに、とアイデアが湧き出し、応募書類や面接でアピールとばかりに提言しようと思う人もいるかもしれません。しかし、これは貢献とは離れた行為であり、はっきり言ってマイナスにしかなりません。
不用意な提言はハマればまだ救いがありますが、的外れになることを想定しておくことです。このような応募者を採用担当者がどう思うかというと、就活や面接を理解していない、うちで働いたとしたら一から社会常識を教えていかないといけないのかということです。
課題はない
中には、一般枠のキャリア採用などで応募先からの課題として、このような問題についてあなただったらどのように対応しますか、と出題された場合には問題はありませんが、障害者雇用採用においては、このような課題はまず出されないでしょう。
極論を言ってしまうと就活とは、言われたことだけをやれば良いのです。応募書類を送ってくれと言われれば、相手が望む応募書類を作成し送付する。面接では、聞かれたことに対してきちんと答えるということです。
応募先のやり方
また、前職ではこんなやり方をしたので是非、御社でもこのやり方を導入して作業効率を上げたいという考えを持つ人もいますが、これも問題です。どこの会社にも会社のやり方、方針があるので、まずはそれに従う姿勢が大切になってきます。
社内改革として新しい風を組織に入れたいため外から新しい人材を受け入れる、このようなことは一般採用ではありますが、障害者雇用の多くは今ある社内風土に合わせられる人材、社内の雰囲気を壊さない人材を求めることが多いです。
口を出さない
そして、多くの会社は、何度も試行錯誤を繰り返し、また、多角的な物の見方をしてやり方を決めるので、ちょっとしたアイデアとは重みが全く違い話にならないはずです。まず聞かれることはありませんが、聞かれたらともかく、聞かれてもいないのに経営方針や行動指針には異論を唱えないことが重要です。
メンタル疾患者や発達障害者に求められるのは、言われたことに対して素直に行動できる素直な人間性です。言われたことができないのに、自分勝手にことを始めるというのは、健常者であっても疑問を持つ人が多いのではないでしょうか。まずは、言われたことをきちんとこなす、そのような人材を応募先は求めているのです。
まとめ
- 改善提案などの大胆なアイデア出しや提言はしないことです。
- 前職のやり方を取り入れる考えはいけません。
- 経営方針や行動指針には異論を唱えないことです。