障害者雇用を行う会社とはどんな会社なのか、これは障害者の法定雇用率に関係し、たくさんの従業員がいる大きな会社ということになります。では、その大きな会社とは何かと言いますと、「一流企業」「大企業」「上場企業」などの会社になってきます。
大きな会社
もちろん、「一流企業」「大企業」「上場企業」の企業以外でも障害者雇用を行っている企業はありますが、まずは、これらについて説明したいと思います。
一流企業
実は明確な定義はなく、わかりやすく伝えてしまえば、誰もが知っている、その業界での有名企業とでも言うのでしょうか。
では、どんな企業名があるかと言うと、日立製作所、トヨタ自動車、アサヒビール、資生堂、三井不動産、三菱商事などです。たまにエージェント経由で募集している企業もあります。
大企業
中小企業、零細企業、泡沫企業などもあり、業種により資本金もしくは従業員数によって違いがあります。
例えば、卸売業で大企業の場合、資本金1億円超か従業員数100人超です。ちなみに大手企業とは、各業種のシェア上位を争う企業です。
上場企業
証券取引所で、株の売買ができる株式を発行している企業を上場企業と呼びます。大きな会社であっても上場していない会社はあります。
ここで余談ですが、上場するメリットとは資金調達です。上場してないと、資金繰りが苦しいと銀行や金融機関にお金を借りなければなりませんが、上場していれば、株を発行するこことでお金を得ることができます。デメリットとしては、株の買い占めによって会社を取られてしまうことがあります。
無難さ
これらの大きな会社であれば福利厚生や、メンタルヘルス、ダイバーシティの取り組みもしっかりしているでしょう。もし、これといってやりたいことがない、優れたスキルもないというのであれば、無難に大きな会社を選ぶのも決して間違いではありません。
ですが、このような大きな会社でなくても働きやすい、自分にあった会社はたくさんあるはずです。こじんまりした家族経営的な会社が合う人もいます。
社格にこだわらない
ついつい大きな会社に目移りしがちですが、自分の特性をよく理解して、長続きできる会社に入社できることがベストです。社名やブランド力などの社格にこだわるよりも、実現したいことやできることファーストで就職先を選んだ方が、結果的に良い会社、長続きできる会社に出会えることもあります。
大きな会社に魅力を感じる人は多いですが、仕事は一つのことだけをすることが多く、そこで決まり切ったことだけの仕事よりは、小さい会社でも色々な仕事を任され、活躍できる方が楽しいというのは決して間違いではありません。
まとめ
- 大きな会社とは、「一流企業」「大企業」「上場企業」と呼ばれる会社です。
- 大きな会社であれば、福利厚生などがしっかりしています。
- 大きな会社ではなくても自分が働きやすい会社で働くことがベストです。