採用する側は、どんな人材が欲しいのかを事前に決めておき、それにマッチした応募者を採用します。この応募者の選別する網を「採用フィルター」と呼びます。この採用フィルターは、当然、メンタル疾患者などを対象とする障害者枠にも数々あります。
採用条件
好条件の求人になると応募者は殺到し、採用担当者が応募書類の全ての項目を確認していたのでは、非常に時間がかかってしまいます。また、採用する側が、どんな人材が欲しいのかを、事前に決めていることもあります。
そのため、採用する側が決めた採用条件に通過した応募者のみが、面接へと通過できる仕組みを取ります。この採用条件のことを、応募者を選別する網、いわゆる「採用フィルター」と呼び、多くの採用の場面で使われることがあります。
フィルターの作成方法
例えば求人を出した職場が、大学卒業の20代の女性で構成されており、募集職種は事務補助とします。これを踏まえて採用条件を導き出すと、採用者が男性や30代以上だと職場の人材とマッチしない、職場の人材と同程度の学力は欲しい、PCスキルはさほど必要としない、となります。このことから次のようなフィルターが完成します。
- 性別:女性
- 年齢:20代
- 学歴:大卒
- PCスキル:入力程度で可
その結果、応募者の応募書類が、この条件であるフィルターにかかってから本格的に選考に入り、フィルターにかからない応募者は、残念な結果になります。
フィルターの種類
フィルターをかけたことにより、応募書類を見る際にはそのフィルターをかけた項目しかチェックせず、いくら他の項目が立派であっても全く相手にされないこともあります。例えば、どんなに優秀な応募者であっても、性別フィルターとして女性が条件であれば男性は採用されません。
そして、フィルターには、性別、年齢、学齢、転職回数、職務経験年数、障害者求人であれば障害種別なども存在し、求人票に明記されているものもあれば、明記されていないもの、できないものもあります。
書類選考が全く通らず嘆く人もいますが、採用フィルターにかからないだけであって、応募者を認めていないわけではないので、めげずに就活を続けることです。
まとめ
- 採用する側は、欲しい人材の条件を事前に決めています。
- 採用条件、いわゆるフィルターに掛からないと採用されることはありません。
- 不採用になったからといって、あなたを認めていないわけではありません。