面接での受け答えの基本は具体的に伝えることです。面接担当者の質問に対して単に「はい」「いいえ」などの返事だけで答えるのではなく、具体的に例などを用いて伝えることで、面接担当者には応募者が伝えたいことが明確にイメージできます。
返事だけではない
面接において数々の質問を面接担当者からされます。それは、どんな応募者か知りたいからであり、その質問に対して応募者は面接担当者に明確に伝えなければなりません。
例えば、前職でワードとエクセルを使って社内報を作成していた応募者が、面接において面接担当者から「前職では、どんな仕事をしていましたか」と聞かれ「はい、事務の仕事をしていました」と答えてしまった場合、そこで話が終わる可能性があります。
面接担当者がその答えに対してもっと踏み込んで、再質問してくれれば話も進むのですが、そうでなければ、全くアピールすることができないどころか会話も成立していません。
具体的な伝え方
その時の答え方としては
「ワードとエクセルを使って社内報の作成をしていました」
と、伝えることで具体的になります。また、この答えでそれなりにワード、エクセルが使えることも伝わり、PCスキルのアピールにつながります。
さらにより良いのは、
「ワード、エクセルで毎週1回、A4サイズ4枚分の社内報を作成していました」
という伝え方です。抽象的で漠然と伝えるのではなく、必ず具体的に伝えることで面接担当者が受けるイメージが全く違い、面接担当者も応募者に対してさらに興味を持ってくれるでしょう。
数字を使う
この具体的な伝え方に必須とも言えるのが数字を使うことですあり、この数字は面接担当者が理解できる単位で伝えることです。先ほどの例ですと、どのくらいの頻度という毎週1回、そしてどのくらいの量というA4サイズ4枚、この事を伝えることにより、面接担当者はより応募者の前職の仕事がイメージできます。
その結果、応募職種の仕事量に対して問題なく処理することができるかが判断しやすくもなります。この具体的に伝えることは、応募書類でも使えることなので、職務経歴書の具体的な仕事内容の項目で使うことでアピールになります。
まとめ
- 就職活動では、具体的に伝えることです。
- 数字を使って伝えることで、より具体的になります。
- 応募書類の段階でも、具体的に伝えることは必要です。