応募先が求人を応募する背景には、職場の問題点や悩みを解決したいことも考えられます。その悩みに応えられる人材こそが、応募先が求める人材でもあるのです。この悩みを面接の逆質問で聞いてしまい、それに応えられる人材であることをアピールします。
問題解決できる人材
応募先企業であっても、従業員がすぐに辞めてしまい定着率が悪い、売り上げを向上させたいなどの悩みはあります。そして、それらを解決できる応募者となれば、採用される確率は非常に高くなるでしょう。
そこで、自分が志望する職場の抱えている問題や課題を聞いて、それをどう解決できるか、それを応募先に伝えましょう。具体的には、面接の最後にある逆質問で聞いてしまうのです。
逆質問で聞く
例えば、「私が応募しております、総務部での問題点や課題点はございますか?」と質問し、面接担当者が、「今回の応募先である、総務部では、消耗品の管理をしているけど、その数が膨大で細かいところまで在庫管理ができていなく、消耗品が無くなってから発注していることがあり、このことが今の課題ですね。」と伝えられたとします。
この答えとして、「私は、几帳面で毎日お小遣い帳をエクセルでつけて集計もしています。細かい管理が得意なので、このことで、今回の問題解決に貢献できるかと考えています。」や「在庫管理の部分でしたら、私のこれまでのスキルを活かせると思いますので、ぜひ御社のお役に立ちたいと思っております。」などと答えます。
コミュニケーション
逆質問をしてお答えをもらって終わりではなく、自分はどんな貢献ができるのかを伝えること、これはコミュニケーション面においても、相手が言ったことに対して単に「はい」「いいえ」で終わらせないで、どう思ったのか、つまり会話ができることを伝えています。
ただし、この逆質問をするには事前にクッション言葉を付け加えることです。具体的には「少々踏み込んだことを伺いたいのですがよろしいでしょうか?」などです。そして面接担当者からの了解を得た上で話し始めることが重要です。
答えは後日でも
もちろん、応募先の職場で抱えている問題は思いもよらぬこともあります。非常に困難であったりその場で即答できないこともあることが考えられますが、その場合は、一言「ご縁を頂けたら、解決できるように努めたいと存じます。」と伝えます。
また、「それは入社してからの話ですね。」と言われてしまうことも考えられます。その時は、それ以上踏み込まないことです。
一般枠のキャリア採用などでは、会社側が応募者に対して、問題や課題解決の事前質問をすることがあり、それの答えが採用を左右することはあります。
まとめ
- 応募先も悩みを抱えていることがあります。
- 応募先の悩みを、解決できる人材であることをアピールします。
- 働いてからも職場に貢献できる人材となることです。