障害者面接であっても逆質問は応募者が、一番アピールできるタイミングでもあります。この逆質問では、採用担当者に入社意欲が伝わる質問を投げることです。この入社意欲が伝わる質問ができないと、内定を出しても辞退されるのではと思われます。
入社を左右する質問
面接の最後には決まりきって、面接担当者から「最後に何か質問はありますか?」と聞かれます。逆質問や最後の質問と言われる質問です。
それに対してなんと答えればいいのかというと、まず、質問することはどうしてもわからないことや、気になることであって、その答えによっては内定を頂いても採用を見送ることがあるレベルの質問です。
質問の数は少なく
しかし、「職場定着の為に、こちらでお願いした支援員をつけられますか?」「2週に1度の水曜日に通院のため休めますか?」などの疑問点は求める配慮事項として、応募書類の段階で伝えておくことが当然なので、逆質問のタイミングではしないようにしましょう。
また、質問の回数は、あまりいくつ質問せず、どうしても入社をする上でのこだわり、気になることを質問することです。気になることがたくさんある人もいるでしょうが、働いてから質問すればいいこともあります。
逆質問の具体例
では、どのような逆質問が面接担当者の評価が上がるかというと、それは以下の質問になります。
「社内で活躍し、評価されている人はどんな人ですか、また、なぜ活躍しているのですか?」
「面接担当者様は、どうして御社に入られたのですか?」
「私みたいなタイプは御社で活躍できそうですか?」
「活躍できない人はどんなタイプですか?」
また、調べればわかることであっても、直接聞きたいということでも問題はありません。
逆質問も、いろいろ考えられますが、応募先の下調べを感じさせることができ、質問の目的が長続きや仕事をイメージさせるためであること、そして、応募先に興味を持っていて、好意的に受け止めていることが伝わる質問なら良いということです。
逆質問の具体例
ちなみに障害者面接ならではの逆質問と解説が以下になります。
「職場定着の為に、御社ではどのような支援がありますか?」
応募先が当然望む長期継続就労を、応募者も望んでいる質問になります。
この質問をするにあたっては、採用担当者が「どんな支援を望みますか?」と聞いてきた際に、外部の定着支援を付けたい、定期的に上司の方と面談をしたいなどの具体案が出せるようにします。
「私と同じ障害を持った方はいますか、いればどのようなご活躍をされていますか?」
自分と同じ障害を持った方がどんな活躍をしているかを知ることで、採用された際には頑張って働いて貢献したいことを伝える質問です。
自分と同じ障害を持った方がいない時には、他の障害を持った方の活躍を尋ねてみましょう。また、この答えによっては、応募先が障害者に対してやりがいのある仕事を与えて、責任のあるポジションで働いてもらっているかがわかります。
どうしても質問がない
もし質問することを、面接担当者に全て先に伝えられてしまい、質問がなければどうすればと思う人もいますが、その時に変な質問をするよりは、
「充分なご説明をいただきましたので質問はございません、ありがとうございました。是非とも貢献し働きたいと考えております。」
と答えます。
この入社意欲を伝えることができないと、内定を出しても辞退されるのではないかと採用担当者に思われてしまい、内定の切符は他の応募者へ流れることもありえます。
まとめ
- 逆質問では、入社を左右するレベルの質問します。
- 逆質問の数は1つか2つにします。
- 質問がなければ、お礼と入社意欲を伝えます。