逆質問はアピールの場ではありますが、逆質問の本質というのは、わからないことを解決するためにするのです。そして、その質問は入社を左右するレベルの質問です。企業研究を熱心に行なったことを褒めてもらいたい、ということではありません。
熱心な企業研究の結果
熱心に企業研究をしていると、思わぬ企業のデリケートな部分を発見することがあります。例えば、以前にリコールなどの商品回収があった、ハラスメントで裁判沙汰になった、ここ最近業績が悪化しているなどです。これらについて触れるか触れないかですが、このようなことは触れない方が無難であります。
前向きとばかりに、自分がその問題を解決してみます、私が御社に入社した際にはそのような問題は見逃しませんなどと言うのは間違っています。会社の方からその問題についてどう思うか聞かれたのなら答えるべきですが、これらのような、会社のデリケートな部分に対しての逆質問はやめておいた方が良いでしょう。
採用に無関係
その一番の理由というのが、その問題と今回の採用に関係がないからであり、そもそもですが、面接で質問をするのならば、その質問の回答によって入社意思がはっきりすることです。
企業のマイナス面を発見してそのことについての話しをしても、他の応募者よりも有利になることはありません。会社のデリーケートな部分を知った際には、自分がそのデリケートな部分に関係のある部署で働くなら別ですが、あまりその部分を触れない方が無難です。
逆質問とは何か
この採用に全く関係ないことに触れるというのは、面接の意味があまり理解していないのが原因の一つです。面接とは、応募者である私はこんな私です。と応募先に自分のことを伝えることです。
そして、逆質問の本質は、調べてもわからないこと、面接で生じた疑問点などを聞くことであり、その質問は入社を左右するレベルの質問です。勘違いしないで欲しいのが、どれだけ企業研究を熱心にしたかを褒めてもらうための質問でも、面接担当者の悩ませる質問でもないのです。
まとめ
- 応募先のデリケートな部分には触れないことです。
- 逆質問とは、入社を左右する不明点の解決です。
- 逆質問は、誉めてらいたい、悩ませたいということではありません。