面接で応募者は、内定をもらうためによく見せよう、よいことを伝えようとする傾向があります。これはアピールとして決して間違いではないのですが、嘘になってしまうのはよろしくなく、面接担当者は応募者の些細な違いに敏感に気づきます。
面接とは
面接とは、面接担当者に自分はこういう人間ですということを伝える場です。伝える際には、より好印象を与えられる伝え方をしていくことが望ましいのです。
しかし、中には、好印象のことを伝えることだけを目的とした人もいます。一言でいってしまうと、嘘をついていると思われることを、知らず知らずに伝えてしまっているのです。
嘘を伝えてしまう
例えば、自分の長所は「協調性を持って仲間と共に仕事を行なうことです。」と本人は正直に答えたとします。それから間もなくしてから面接担当者から「職場に苦手なタイプがいたらどうしますか?」と質問をされ、それの答えとして、
「仕事のパフォーマンスが発揮できないのであれば上司に相談します、場合によっては配置換えをお願いします。」
と答えた場合、冒頭での協調性が全く関係のない答えになってしまっています。この場合の適切なこと答えとしては、
「どんな人であっても良い面悪い面はあります。良い面に着目してその人の苦手な面を補えるような働き方をします」
です。
誰にでもありえること
また、専門性を極めていきつつも、幅広い分野の知識を身につけたいという矛盾した考えを持っていたとした場合、これも聞き用によっては、つじつまが合わないと捉えられてしまいますが、これらのことは、誰にでも起こりえることです。全く嘘をついているつもりはなく、応募者として、時と場合によりますと、言いたくもなります。
面接担当者から「先ほどは協調性がと言いましたが、話が違いますね。」と言われれば、そこから「すいません、言葉足らずで、」と修正に入ることも可能ですが、実際は面接担当者にそのようなことを言われてしまったら自信喪失し緊張がより高まり固まってしまう人が多いかと思います。
等身大の自分
では、このようなことがないようにするにはどうすれば良いのかというと、まずは嘘をつかない、また、よく見せようなどとカッコつけない、つまり等身大の自分で話すこと、そして、自分がどんな発言をしているのかを忘れないことです。
このどんな発言をしたかというのは、緊張する面接の中では難しいことですが、面接には素早い返答はさほど求められませんので、よく考えてから発言することです。
まとめ
- 面接では好印象ばかり意識して返答をしないことです。
- つじつまが合わないことを言わないようにします。
- ゆっくり考えてから返答をします。