転職を繰り返し多くの職場で働いた経験がある人、すなわちジョブホッパーであれば、いくつかのワークスタイルを経験しています。その職場職場に適した働き方が柔軟にできることを、過去多くの経歴を積んだからこそ伝え、アピールしていくのです。
柔軟性
メンタル疾患者や発達障害者の中には、転職回数の多い人は珍しくありません。発達障害の多動の特性や、こだわりの特性を原因としたり、体調不良などで転職回数が多くなることが原因とも考えられます。転職回数が多く、多くの職場で働いてきた人は、多くの働き方をしてきた経験があることともいえます。
ここでいう働き方とは、事務職や工場での生産工程などの職種の経験が多くあるということではなく、リーダーとして仲間に指示を下す働き方、リーダーを支える中間的立場、職場環境により自主的に動く働き方、とにかく余計な事はせずに言われたことだけをする働き方など、つまりはワークスタイルということです。
これらのように多くのワークスタイル、働き方を経験しているのであれば、見方によっては柔軟な働き方ができる人材といえます。
どのような働き方
そのため、このような応募者が新しい職場に入る際に気になるのが、今度の職場ではどんな働き方をすれば良いのかです。そこで、この疑問を面接の最後にある逆質問で聞いてしまうのです。具体的な質問の仕方としては、
「恥ずかしながら私は、転職回数が多くあり多くの職場で異なった働き方をしてきました。自主的を求められる職場もあれば、ただ言われたことだけをすればよい職場もありました。ご縁を頂いた際には、柔軟に御社の働き方に合わせたいのですが、御社では中途障害者に対してどのような働き方を望まれますか?」
と尋ねるのです。
二つの意味
この質問の意図することは、大きく二つあり、一つ目は、入社意欲を伝えていること。二つ目は、入社してからの働き方によるミスマッチを防ぐ事です。
入社してせっかくバリバリ働こうと思っていたのに、単なる指示待ち姿勢の働き方だった、自ら仕事を作ることが苦手なのに上司は指示をくれない職場だった。このような環境のミスマッチを防ぐためにも、聞いておく必要のある質問となります。
まとめ
- 多数転職者に限らず、いろいろなワークスタイルをしてきた人はいます。
- どのようなワークスタイルを望んでいるのかを、面接で質問します。
- ワークスタイルの質問は、入社意欲とミスマッチを防ぐためにします。