面接で求められる挨拶というのは、丁寧さが非常に伝わる、話した後に頭を下げる語先後礼(ごせんごれい)です。挨拶というのはコミュニケーションの基本でもあるので、面接が苦手であっても、この語先後礼だけはしっかりとやり挨拶ができることは伝えます。
挨拶はしっかり
コミュニケーションが苦手で面接担当者としっかりした会話をする自信がなく、どうしも小声になってしまう、ボソボソとした話し方になってしまう、そのような人であっても挨拶だけはきちんとするようにしましょう。
まず、挨拶の基本としては、明るく、元気よくであり、このことができれば、面接での会話が上手くいかなかったことによって、面接担当者に暗いとか元気がないと思われにくくなり、単に緊張しているのだな、会話が苦手なだけだなと前向きに考えてくれることもありえます。
先手必勝
挨拶が上手くできないと、やはり社会人として、または働く上で周囲と上手くやっていけるかの懸念を抱かれてしまうでしょう。
ただし、挨拶はされたらするというものではありません。自分から先に行うことが必須であります。つまりは、遠慮なく先手必勝ということです。特に、面接の場面では、応募者の方が立場は下と考えておくのがベストであり、立場の下の者から挨拶を行うのは、ビジネスの場面では当然ということです。
語先後礼
そして重要なのが、挨拶は必ず発言と行動を別にする分離礼である、語先後礼で行いこの語先後礼とは「ありがとうございました」「よろしくお願い致します」などの発言をし終えてから頭を下げる行動です。
語先後礼をすることで、相手にはとても丁寧な印象が残ります。話しながら頭を下げる挨拶である同時礼を多くの人がしがちですが、この方法ですと丁寧な印象は薄れてしまうのです。
身に付けるのにはある程度の訓練や慣れが必要なので、日頃からこの語先後礼をやっておくと良いでしょう。
腕の位置
挨拶をする際に気を付けてほしい点としてあるのが腕の位置です。男性は、腕を体の脇につけか腰を曲げた際に、腕が伸び切るようにはせず、常に腕を体につけるようにします。女性の場合は、体の前で手のひらを重ねます。
挨拶をきちんとするだけで、とても明るく元気なだけでなく、礼儀正しい、真面目、丁寧などの印象も与えることができ、された方もする方も気持ち良くなります。まさにコストパフォーマンスの良い面接対策と言えますので、普段から意識して身につけておくことです。
常日頃挨拶
ただ、どうしてもこの挨拶が苦手という人はメンタル疾患者や発達障害者に限らずいます。しかし、明るく挨拶をすることでされた側の多くは確実に良い印象を持ちます。その為、常日頃から「ありがとうございます」「おはようございます」「こんにちは」「お疲れ様です」を意識して使うことです。
第一印象の多くは視覚からの情報で決まりますが、きちんと挨拶をするということで第一印象を確実に上げることもできます。
まとめ
- 挨拶は、先手必勝で遠慮は入りません。
- 面接では、話しをした後におじきをする語先後礼をします。
- 語先後礼は、普段から意識してやることで身につきます。