応募者が面接で気をつける態度には、表情、姿勢、視線、体の向きなどがありますが、これらをきちんと行うことで面接担当者に好印象を与えることができます。しかし、いきなり身に着けることは難しいので、普段から意識して行うことが必要です。
面接中の態度
面接中はどんな表情がいいのか、視線はどこを見たらいいのか、これらのことは、障害者面接でも一般面接でも変わりません。しっかりとした社会人としての態度を持って面接は行うことが必須になります。
親しい人や友人と話すとどうしても砕けた態度になってしまいますが、面接ではそうならないように、注意したい4つのポイントである表情、姿勢、視線、体の向きを紹介します。
表情
やはり笑顔が第一ですが、笑顔を意識しすぎて必要以上な笑顔になってしまうことがあります。そこでよく言われるのが、口角を上げる事です。口角を上げるだけでも明るい印象になります。
また、嬉しかったことや楽しかったことを話す時、面接担当者から褒められた時などには、笑顔で受け答えすることで明るい印象を与えます。反面、辛い体験などを話す時にはあえて笑顔を出す必要はありません。表情にメリハリをつけるのが大切です。
姿勢
背筋を伸ばす姿勢を保つのですが、どうしても時間が経つごとに猫背になってしまいますので、常に背筋を伸ばすことを意識しましょう。姿勢を正すコツとしては、ある程度あごは引いて、胸元の中央を押し出す感じです。
視線
面接の場に複数の面接担当者がいれば、質問者は一人であっても、なるべく視線を全員に均等に配ります。アイコンタクトはしっかり取るようにし、相手と目と目が合ったら視線を外すようにします。
また、人間は見知らぬ相手から、ずっと見つめられると嫌悪感を抱きストレスになります。これは面接においても同じことです。それを踏まえて面接中はアイコンタクトを取りつつ、話しをする相手のネクタイの結び目や、こめかみ、目の少し下を見ます。
体の向き
接中に面接担当者が一人の場合は、椅子にある程度、斜めに座ってでも面接担当者の方へ体を向けます。首を曲げて面接担当者に向けるよりは、印象が良くなります。
面接担当者が二人以上の場合にはどうするのが良いのかというと、必ず話している方へ姿勢と視線を合わせます。
姿勢と視線を合わせるといっても、あえて座り直す必要はなく、腰を軽くひねる程度に上半身だけを相手に向けるのです。その時に、下半身、すなわち腰から下が自然と向いた方向に動いてしまうことがありますが、それで構いません。
ポイントはさりげなく、自然に話す相手の方に体の正面を向ける事で、顔を相手に向けるというよりも、胸元を相手に向けるといった感じです。
真面目さが伝わる
これらの表情、姿勢、視線、体の向きがきちんとしているだけで、真面目で出来る人材だと思われます。逆にこれらのことができないことで、悪い印象を与えてしまい採用に至らないことになるでしょう。
非常に基本的なことですので必ず普段から意識して身につけることが大切です。間違っても、あくびを噛み殺す、ほおづえをつく、ペンなどをいじる、メモ帳に落書きをするなど無意識でもしないことです。
まとめ
- 面接担当者に好印象を与えることが大切です。
- 面接中の表情、姿勢、視線、体の向きはきちんとすることです。
- 表情、姿勢、視線、体の向きを普段から意識して身につけることです。