応募者の学歴と今までの職歴に、一貫性がないことに疑問に思う面接担当者がいます。今更、学歴のことを問われても困るのが本音です。しかし、説明力と整合性の二つを持って面接担当者に的確に伝えることで、面接担当者の疑問を解決するのです。
説明力
学歴と職歴に一貫性がないことを気にする面接担当者は存在します。どういうことかというと、ある応募者の経歴が、工業高校を卒業後、自動車の営業職に従事した場合、なぜ、工業高校で得た専門分野のスキルを活かさなかったのか、ということです。
このことは特に新卒時の職歴についてですが、早い話、工業高校の出身ならば、工業の道に進むのが当たり前という考えを持つ面接担当者がいます。そこで応募者に求められるスキルとして「説明力」というのでしょうか、きちんと相手を納得させて、かつ自分がマイナスにならないように説明するスキルが必要になってきます。
面接担当者を納得
この場合ですと、
「工業高校で自動車に興味を持ったこと、人と接することが好きなことから自動車の営業職を選びました。そして、自動車整備の知識があれば営業職において強みだと考えたことと、当時の担任のアドバイスもありました。」
と言えば相手もなるほどと理解してくれます。
本当の理由の大部分は工業の分野に興味がなかった、学業の成績が悪く整備の道に進めなかったとしても、実際に担任からそのようなアドバイスがもらえたのであれば、言い方一つで面接担当者も納得してくれます。
整合性
また、同じく商業科を卒業しても全員が経理職に就くわけではなく、営業職や販売職に進む人もいますが、このことを不思議がる面接担当者がいます。
なぜ、このようなことを疑問に持つ人がいるのかというと、日本人気質というのか、何事に対しても一つのことをやり続ける継続性が大切という考えが根付いているからです。自分の過去の一つである学歴を変えることは不可能なことですので整合性を持って説明できるようにしておくとよいでしょう。
まとめ
- 学歴と職歴に一貫性がない場合、的確に説明することです。
- 「説明力」と「整合性」が大切です。
- 一つのことをやり続けた人材が、好まれる傾向は強いです。