日本社会には謙遜を美徳とする考えがあります。悪いことではありませんが、面接においてこの考えが過ぎてしまうと、面接担当者には、この応募者は自信がなさすぎるとマイナスに思われてしまいます。面接担当者が褒めてくれた時には素直にお礼を伝えます。
お礼を伝える
面接において、面接担当者が応募者の話しを聞いて応募者に対して「すごいですね!」「よく頑張りましたね!」などと褒めてくれることがあります。この時に「そんなことないです。」と謙遜してしまうことがありますが、これよりも良い答え方というのが、素直に「ありがとうございます!」です。
また単に「ありがとうございます!」だけではなく、そのことに対して、なぜ上手くできたのかの理由を付け加えると尚良く、例えば自己PRとして成功体験を伝えた際に「ありがとうございます!ですが、自分がそこまで頑張れたのは、周りの仲間のお陰です。」という具合です。
素直さ
この素直に「ありがとうございます!」を伝える際の素直さとは、等身大であることが好ましいです。就活で求められることは多くあり、例えば、自分で考えて自分で動くことである「主体性」やエピソード力を鍛える「言語能力」、そして今回注目している等身大の「素直さ」です。
特にメンタル疾患者や発達障害者に求められるのが、この等身大の素直さであり、その場しのぎの素直さにならないように、日頃から意識して身につけることが求められます。
同情してくれても
また、過去に激務を経験しており面接担当者が「それは大変でしたね。」のように言った場合の答え方としては、本当に大変であれば「はい、大変でしたが、当時の自分は未熟であり力不足でもありました。」と答えます。
注意点としては、この褒めてくれたことや同情に対して緊張感がほぐれてすぎてしまい思わぬことを言わないようにすることです。激務についての大変さを話していたつもりが、いつの間にか文句や愚痴にならないとも限りません。
面接は自信を持って
日本人は、謙遜を美徳とし、謙遜するのが良いと考える傾向があり、それは、決して悪いことではないのですが、なんでもかんでも謙遜するのではなく、面接では自信を持って受け答えをすることが大切です。もちろん言い間違えや思ったことを上手に伝えられないこともあります。そんな時は焦ることなく、「すいません、緊張のあまり間違ったことを伝えてしまいましたので、言い直しても良いでしょうか?」と切り返すことです。
謙遜ばかりしていると面接担当者は、ネガティブな人、自信のない人だという印象を持ってしまい、採用したとしてもなんでも教えないとやれない人なのかなと思われてしまいます。
面接までたどりつたい以上、それは採用を前提としての話し合いと思って内定を獲得できるという自信を持つことが大切です。
まとめ
- 面接担当者が褒めてくれたら素直にお礼を言います。
- 同情してくれたら、自分の未熟さを伝えます。
- 謙遜を美徳とし過ぎないことです。