面接の質問に対する受け答えは、短文ではなく長文にすることです。長文にすることで具体性のある受け答えができ、面接担当者に対する印象も上がります。この長文の覚え方というのが、長文を全て暗記するのではなく、キーワードだけを暗記することです。
キーワードだけ
面接では、志望動機、自己紹介、自己PR、障害についてなど、出される質問はある程度わかりますので、その回答を事前に考えてより完璧な回答にするのです。いわゆる想定質問に対する回答を事前に作成しておくのです。
この回答なのですが、重要な言葉だけ覚えて面接中に話しながら組み立てて伝えることにより、長文を暗記するよりも効率的で、かつ効果的な伝え方になります。
なぜ丸暗記するよりも重要な単語だけを覚えた方が良いのかといいますと、仮に文章を丸暗記しても緊張のあまり一部を忘れてしまった場合に、その先の言葉が出てこなくなることがあるからです。
重要な言葉だけの記憶であれば忘れる確率も減り、仮に忘れてしまってもそこから文章を作成しやすいのです。
文章を組み立てる
例えば、昔話の桃太郎の冒頭を全て丸暗記するよりも「おばあさん」「川で洗濯」「桃を見つけた」この3つの言葉を覚え、ストーリーは自分で組み立てます。「おばあさんが、川で洗濯をしていて桃を見つけました。」でも「川で洗濯していて、桃を見つけたおばあさん。」でも、伝えたいことはきちんと伝わるのです。
志望動機を覚える際にも、「挨拶」と「名前」だけは始めに伝えることを忘れずに、覚える単語は「(前職は)事務職」「パソコンスキル(で貢献したい)」として、面接本番で文章を組み立ててしまえばよいのです。
アドリブ感
具体的には、「はじめまして、○○と申します。前職は事務職をしており今回の仕事に対しては、特技のパソコンスキルで貢献したく志望致しました。よろしくお願い致します。」としても「はじめまして、○○と申します。私が得意とするパソコンスキルで貢献したいと思い志望致しました。その理由は、前職の事務職においてパソコンを活用してきたからです。よろしくお願い致します。」でも構いません。
このように長文丸暗記よりも覚えるのが楽であり、また、重要な言葉だけをその場で組み立てることにより、自然な感じであるアドリブ感を出すこともできます。
最後に、そもそもですが、嘘をつかずに正直な自分で面接を受けるのであれば、暗記することは少なくなりますので、変に偽ったりせずに面接を受けることです。
まとめ
- 面接の受け答えは、事前に考えて覚えておくことです。
- 暗記のポイントは、キーワードだけ覚えます。
- キーワードを組み立てて話すことにより、アドリブ感のある話し方になります。