就労移行支援事業所に通所したり、定着支援事業所や支援機関などに登録している人であれば、面接に支援者が同行してくれることがあります。これが支援者による面接同行です。この面接同行を行うにあたっては、必ず事前にしておく3つのことがあります。
目次
応募書類を渡す
まず一つ目が、面接先へ送付した応募書類のコピーを同行する支援者にもわたしておくことです。面接を受ける応募者がどんな応募書類かを理解していても、支援者がそれを理解していないと、面接で伝えるべきことや伝えてはマイナスになってしまうことがわかりません。
例えば、支援期間に伝えてある職歴と応募書類に相違があるときに、支援者は応募書類の職歴に合うように話を合わせてくれます。そのためにも、応募書類のコピーは渡しておくことです。
打ち合わせ
二つ目が、支援者との打ち合わせです。採用された場合には、いつから働けるのか、他に受けているところがあるかなどの面接本番で面接を受ける応募者と支援者とで話しが食い違うことのないようにします。
もし、面接本番で話しが食い違ってしまうと面接担当者は、応募者と支援者とが普段から連携が取れていない、この支援者は応募者が採用されて何かあった場合に適切な対応が取れるのかと不安を抱きます。このようなことのないように、応募者と支援者は打ち合わせをおこなって話しを合わせることです。
模擬面接
最後は、実際に支援者を含めた模擬面接をすることです。このときに面接同行をする支援者は、面接をする側ではなく、応募者と同じく面接を受ける側に座り模擬面接を受けることです。
これら、三つのことをやらない支援者もいますが、やらないようであればこちらから支援者にお願いしてやってもらうようにします。そして一番大切なのが、普段から支援者と連携をとり、コミュニケーションをとることです。
まとめ
- 支援者の面接同行では、応募書類のコピーを支援者に渡しておくことです。
- 支援者の面接同行では、援者と打ち合わせをすることです。
- 支援者の面接同行では、支援者を含めた模擬面接をすることです。