多数転職者、いわゆるジョブホッパーの職務経歴書は、そのまま作成すると職歴だらけになり何枚もの職務経歴書ができてしまいます。そうならないために短期職歴を通算としてまとめるなどして、転職回数を目立たなくさせることです。
ジョブホッパー
多数転職者であるジョブホッパー、その中でも短期離職を繰り返してきた人は、メンタル疾患者や発達障害者問わず存在すると思います。
このジョブホッパーというのは、やはり応募先からすると敬遠されてしまいます。その理由としては、「すぐに辞めてしまうのではないか?」「仕事で越えなければならない壁を突破できない人ではないか?」などとどうしてもネガティブなイメージが浮かんでしまうからです。
しかし、転職を繰り返してきたという過去を変えることはできません。そこでできることは応募書類で転職回数を目立たなくさせることです。
職歴をカテゴリ分類
職歴が10も20もある人が、全てを応募書類に書いてしまうとボリュームのある応募書類となってしまい、転職回数が多いことが目立ち不利です。このような場合は、まず職歴をカテゴリに分類します。
具体的なカテゴリの分類方法とは、在籍期間、雇用形態、応募先職種に関連のあるものやアピールしたい職歴に分けます。例えば、在籍期間が1年以上の職歴だけ、正規雇用の職歴だけ、事務職への応募なので事務経験の職歴に分類して記載します。
カテゴリを増やす
このように1カテゴリではまだ職歴が多いのであれば、在籍期間1年以上かつ正規雇用の仕事だけの2カテゴリとカテゴリを増やしましょう。
そして、記載されない職歴については、仕事内容別に通算約何年間とまとめ、通算でまとめた職歴に関しては職務経歴書の最後に書き加えます。大まかな方法としてはこのような感じですが、では実際に例を作成したので見てみましょう。
実際の例として
職歴が10社ある人が事務職に応募する場合の編年待機職務経歴書を考えてみます。青枠の職務経歴書#1は、そのまま全ての職歴を記載したもので2枚になっており、経歴要約を5行程度にして、役職・ポジション、実績、習得スキルの項目内容を記載したら4枚もしくはそれ以上になってしまいます。
【職務経歴書#1】
これをカテゴリ分けしたものが赤枠の職務経歴書#2になり、正規雇用と応募先職種に関係のある事務職の仕事だけをピックアップして、あとは通算としてまとめてしまいました。この方法を使用することで職務経歴書の枚数を少なくして作成することができます。
【職務経歴書#2】
個人個人の職歴によってきっちりカテゴリ分けできなくても柔軟な対応で、どのような法則を持って分けたのが理解できれば構わないです。転職回数が多くてもこのように職務経歴書を作成することによって、転職回数の多さを目立たせることがなくなります。
まとめ
- 多数転職者の職務経歴書はボリュームが多くなります。
- 職歴をカテゴリに分類し、ボリュームの少ない職務経歴書にします。
- カテゴリに分類は、自分なりのルールで柔軟に職務経歴書を作成します。