職務経歴書は、一般的には編年式と言われる職歴の古い順から記載する方式を使うことが多いのですが、転職回数が多いジョブホッパーには、キャリア式職務経歴書が向いていると言われています。このキャリア式職務経歴書の作成方法についてお伝えします。
ジョブホッパー向け
転職回数が多く、一般的な年代別の職務経歴書である編年体式では、ボリュームが多くなってしまう人がいますが、その際の職務経歴は「キャリア式職務経歴書」という形式で作成すると良いでしょう。
しかし、転職回数が多い人向きの職務経歴書である、このキャリア式職務経歴書ですが作成しようとしても中々難しく諦めてしまう人がいるかと思いますので、簡単に一つの作成方法をお伝えします。
職歴を3つに分類
まず過去の経験職務がいくつかあっても最大で3つに分類し、ボクの場合は、事務、接客、軽作業なりました。軽作業の中には清掃、内職系軽作業、製造、倉庫内作業などあり、接客には営業も含まれていますがまとめてしまい3つに分類します。
そして時系列ではなく、応募職種に近いものから記載し、事務補助の仕事に応募するなら、事務、軽作業、接客という順になります。
メリハリをつける
記載するボリュームも応募職種の事務補助に関係のある、事務が一番多く以下、軽作業、接客という順序です。どれも同じボリュームにしてしまうと、メリハリがつかず、採用担当者には、この応募者の一番の売りがなんなのか伝わらなくなってしまいます。
このキャリア式職務経歴書ですが、多くの採用担当者が一般的な時系列の編年体式を見ていることから、ストレートに伝わらないデメリットがありますので、できれば、時系列を加えたキャリア式が良いかと考えています。
同じ期間での複数業務
このキャリア式職務経歴書には、非常に大きなメリットがあります。それは職歴のブランク期間を見えにくくする効果です。
例えば、ある会社に1年在籍し、データ入力と軽作業を行なっていた場合に、キャリア式職務経歴書上では、データ入力1年、軽作業1年と記載します。その結果、この会社での在籍期間は1年ですが、書類上は2年の職歴があったようになります。
このことから、ブランク期間が3年あっても、2年しかないように思わせる効果があります。ただし、聞かれたら正確に伝えることです。
まとめ
- キャリア式職務経歴書は、ジョブホップーに向いています。
- キャリア式職務経歴書の、作成方法は職歴を3分類まとめて記載します。
- キャリア式職務経歴書は、正確に伝わりにくいデメリットがあります。