そこに書かれている情報だけで、採用担当者が応募者のことを判断します。それが応募書類です。そのため、なるべくなら見栄えの良い応募書類にしたいところであり、その一つの方法としてブランク期間を目立たなくすることが求められます。
ブランク期間がある
メンタル疾患者や発達障害者の多くは転職を繰り返しております。一説によると、多くのメンタル疾患者や発達障害者の転職回数は最低でも10回はあると言われております。
そうなると必然的に生まれるのがブランク期間です。このブランク期間ですが、採用担当者が応募者の職歴の中で気にする項目の上位に当たります。それはなぜかというと、理由がわからないので何をやっていたのか気になるからです。
事前に伝える
実際にこのブランク期間中に何かしらの就労をしていたのであれば、それを正直に記載して構いません。応募書類の職歴欄には、正規雇用の職歴しか書いてはいけないということはないからです。
仮に自宅療養や就活で何年もブランク期間があるのであれば、職歴欄に「体調不良のため、長期的な自宅療養をしておりました。」「就職活動に専念しておりました。」と記載し、採用担当者がブランク期間に対して疑問を抱く前に伝えてしまうのです。
価値ある期間
マイナス的なことを記載することで、結果、採用担当者の印象が悪くなるのではとの疑問があります。しかし、仮に記載しなく書類選考を通過しても面接で絶対にブランク期間のことは尋ねられます。応募書類の段階で伝えるか、面接で伝えるかの違いになりますが、緊張する場面の面接で言いにくいことを言うよりは、応募書類の段階で伝えた方が面接はスムーズに進むと考えております。
そもそもブランク期間をネガティブなもの捉えずに、ブランク期間自体を自分にとって価値ある期間だったと言えるようにできることが望ましいです。ブランク期間を振り返ってその期間に何を経験し何を思ったのか、ブランク期間で悩む人はこのことを今一度考えてみてはどうでしょうか。
虚偽は絶対にしない
ブランク期間を無くすために、適当に日雇い的なスポット派遣をしていました。半年しか勤めていないアルバイトの期間を数年に伸ばすような虚偽の記載は絶対にしないようにしましょう。
また、応募書類の職歴欄は、その人それぞれの経歴によって記載することはさまざまです。なので、一概にブランク期間を全て埋めて職歴欄が非常に多くの項目で埋まってしまうと、逆に転職回数の多さをアピールすることになります。
人それぞれになりますが、共通して言えることは、長期的なブランク期間は必ず採用担当者が気にするということなので、絶対に何をしていたか伝えられるようにすることです。
まとめ
- 可能な限り、応募書類にブランク期間のないようにします。
- 非正規雇用の職歴あっても、応募書類には記載します。
- 就労以外のブランク期間は利用を記載します。